建設業許可の更新許可を申請中に許可切れとなってしまった

昨日に続いて、弊所にてお仕事を受任する際に良くいただくお話。

というよりも、私がまだペーペーだった頃に良くいただいたご質問。

内容としては更新許可のことです。

既に許可を受けている会社さんについては5年間で許可が切れますから、切らさないように更新許可を受けて継続していかなければなりません。

知事許可の場合、審査が大体1ヶ月ということもあって許可期限の1ヶ月前までに申請してくださいねと、許可書を貰う時に説明を受けます。

この期限さえしっかりと守っていれば、ほとんど生じることは無いのですが、この期限を守らなかったり、時折審査が伸長して許可切れを起こしてしまうことがあるんです。

更新許可の審査期間中は許可切れとはなりません

更新許可の申請期限に間に合わなかったり、審査過程での疑義などで審査が伸長して手元にある許可書(許可通知書)の有効期限を過ぎてしまった場合でも、審査が完了するまでは継続して有効な許可として取り扱われます。

なので更新の申請が受理されているのであれば、ひとまずは焦らなくて大丈夫です。

ただ、審査の結果、不許可とかなったら安心もクソもありませんけどね。

まぁ、既に許可を受けている会社さんですし弾かれる可能性は低いでしょう。

だからといって、期限ぎりぎりの申請はダメ!!

こういった文面をアップすると「とりあえず許可が切れる前に書類出せばOKっしょ」なんて考えを起こされる方は絶対にいるはず。

でも、これはダメですよ。

そもそものルールとして、許可期限の30日前までに更新許可申請を終えていなければなりません。

申請期限を過ぎているのに申請が受理されているのは行政の方々のご厚意??ってとこです。

本来であれば、1ヶ月前までに申請を終えていない時点で許可が切れているのとほぼ同義。

受理してもらえる補償があるわけでもありませんから、きちっと管理をするようにしてくださいね。

こういったケース、業界の中では許可切れとして扱われることも?

これ、近年でのあるあるだと思います。

大手企業などから工事を請負う際に定期的に許可書の確認や、新たな現場となる際に許可書の確認をされるなんてケースが結構多くなっているようですが、更新許可の申請中だとしても有効期限が切れている許可書じゃダメと弾かれてしまうこともあるようです。

もっとも、大手企業ともなると法務管理がとっても厳しくなっていて下請企業への徹底などもされているようです。

これまでの請負の中でこのような経験をされた方や、他社でこんなような話を聞いたなんて方は明日は我が身かもしれません。

つまらないことで仕事を逸注するくらいならやっぱりキチっとやっておいた方が良さそうですね。

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