熱絶縁工事業とは

熱絶縁工事業とは、工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事とされております。

一番イメージしやすいものとしてはウレタン吹付け断熱工事などがありますが、主に建築物の内装部分や設置された機械などに、発泡したウレタンを吹き付ける装置を用いて吹付け工事を行うケースなどが熱絶縁工事業に該当します。

一般住宅においては近年、気密性や断熱性、温暖化への対策などに注視されており、従来のグラスウールなどよりも断熱効果や気密性が高くなると熱絶縁吹付け工事を選択するケースも増えているようです。

熱絶縁工事業に分類される主な建設工事の内容

熱絶縁工事業は建設業許可手続き上の略称として「絶」として表されます。

熱絶縁工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。

熱絶縁工事業の主な建設工事の具体例

  1. 冷暖房設備の熱絶縁工事
  2. 冷凍冷蔵設備の熱絶縁工事
  3. 動力設備の熱絶縁工事
  4. 燃料工業設備の熱絶縁工事
  5. 化学工業設備の熱絶縁工事
  6. ウレタン吹付け断熱工事

熱絶縁工事業の専任技術者として就任するためには

熱絶縁工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。

一つ一つを見ていきましょう。

国家資格等により熱絶縁工事業の専任技術者に就任する場合

専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。

熱絶縁工事業の専任技術者となれる国家資格等

  1. 一級建築施工管理技士(◎)
  2. 二級建築施工管理技士(仕上げ)
  3. 熱絶縁施工技能検定合格者
  4. 登録保温保冷基幹技能者

 ※ ◎の付いた資格者は特定建設業において資格のみで専任技術者となることができます。

実務経験により熱絶縁工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科

工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。

熱絶縁工事業における指定学科は以下のとおりです。

指定学科
熱絶縁工事業 土木工学、建築学又は機械工学に関する学科

※ 表中の土木工学には、農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます。

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