石工事業と専任技術者資格

石工事業とは

石工事業とは、石材（石材に類似のコンクリートブロック及び擬石を含む。）の加工又は積方により工作物を築造し又は工作物に石材を取付ける工事とされています。

比較的名前の通りの工事となるために、わかりやすい分類に入る許可業種とは思いますが、他の業種と間違えやすいものとしてはコンクリートブロック工事などが挙げられますが、この石工事業においては建築物の内外装にコンクリートブロックを積み上げたり貼り付けたりするこうじが該当するとされております。

石工事業に分類される主な建設工事の内容

石工事業は建設業許可手続き上の略称として「石」として表されます。

石工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。

石工事業の専任技術者として就任するためには

石工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。

一つ一つを見ていきましょう。

国家資格等により石工事業の専任技術者に就任する場合

専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。

　※ ◎の付いた資格者は特定建設業において資格のみで専任技術者となることができます。

実務経験により石工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科

工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。

石工事業における指定学科は以下のとおりです。

※ 表中の土木工学には、農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます。