管工事業とは

管工事業とは、冷暖房、冷凍冷蔵、空気調和、給排水、衛生等のための設備を設置し又は金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を送配するための設備を設置する工事とされています。

主に配管設備を伴う設備類の設置や具体的な配管設備を設置するための工事として、非常に幅の広い許可業種として知られています。

中でも業種の判断に迷いやすいものとして水道施設工事業がありますが、一般住宅や工場、その他施設敷地内に配管を施す工事については管工事業に分類され、それが水道を通すための配管工事であったとしても管工事とされますので名前に惑わされないようにしましょう。

管工事業に分類される主な建設工事の内容

管工事業は建設業許可手続き上の略称として「管」として表されます。

管工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。

管工事業の主な建設工事の具体例

  1. 冷暖房設備工事
  2. 冷凍冷蔵設備工事
  3. 空気調和設備工事
  4. 給排水・給湯設備工事
  5. 厨房設備工事
  6. 衛生設備工事
  7. 浄化槽工事
  8. 水洗便所設備工事
  9. ガス管配管工事
  10. ダクト工事
  11. 管内更生工事

管工事業の専任技術者として就任するためには

管工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。

一つ一つを見ていきましょう。

尚、管工事業は特定建設業許可における7業種に該当します。

従って、一級の資格等もしくは大臣が認定した者以外の者が専任技術者となることはできませんのでご注意ください。

国家資格等により管工事業の専任技術者に就任する場合

専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。

管工事業の専任技術者となれる国家資格等

  1. 一級管工事施工管理技士(◎)
  2. 二級管工事施工管理技士(建築)
  3. 機械「流体工学」又は「熱工学」・総合技術監理(機械「流体工学」又は「熱工学」)技術士試験合格者(◎)
  4. 上下水道・総合技術監理(上下水道)技術士試験合格者(◎)
  5. 上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理(上下水道「上水道及び工業用水道」)技術士試験合格者(◎)
  6. 衛生工学・総合技術監理(衛生工学)技術士試験合格者(◎)
  7. 衛生工学「水質管理」・総合技術監理(衛生工学「水質管理」)技術士試験合格者(◎)
  8. 衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)技術士資格合格者(◎)
  9. 給水装置工事主任技術者(★1年)
  10. 冷凍空気調和機器施工・空気調和設備配管技能検定合格者
  11. 給排水衛生設備配管技能検定合格者
  12. 配管(選択科目「建築配管作業」)・配管工技能検定合格者
  13. 建築板金(選択科目「ダクト板金作業」)技能検定合格者
  14. 建築設備士(民間資格)(★1年)
  15. 一級計装士(民間資格)(★1年)
  16. 登録配管基幹技能者
  17. 登録ダクト基幹技能者
  18. 登録冷凍空調基幹技能者

 ※ 管工事業は特定建設業7業種です。
※ ◎の付いた資格者は特定建設業の専任技術者となることができる資格です。
※ ★の付いた資格者は資格取得後に記載年数の実務経験が必要です。

実務経験により管工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科

工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。

管工事業における指定学科は以下のとおりです。

指定学科一覧
管工事業 土木工学、建築学、機械工学、都市工学又は衛生工学に関する学科

※ 表中の土木工学には、農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます。

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